History of LOUIS VUITTON
知らない、見たことがない、聞いたことがない、という方がほぼいないのではないのでしょうか。
近年では、様々なデザイナーやブランドとのコラボレーションでも注目されています。
世界トップクラスの知名度や人気を誇るメゾン『ルイヴィトン』の、歴史や、コンセプト、人気になった理由を今回は探っていきたいと思います。
近年では、様々なデザイナーやブランドとのコラボレーションでも注目されています。
世界トップクラスの知名度や人気を誇るメゾン『ルイヴィトン』の、歴史や、コンセプト、人気になった理由を今回は探っていきたいと思います。
ブランドの始まりはなんと1854年、170年ほど前に創始者であるルイ・ヴィトンが、パリに世界初の「旅行用トランク専門店」をオープンしたことがきっかけでした。その頃の交通機関の発達に着目したルイが作るトランクは画期的なもので、それまでは馬車移動がメインで丸蓋のトランクが主流でしたが、いくつものトランクを船や機関車の中で段々に重ねられるようにと、平たい蓋のトランクを開発しました。また、「グリトリアノン」と呼ばれるレザーよりも軽く丈夫な素材を用いるなどのアイデアも貴族から高い評価を受け、彼の先見の明や質の良いトランクは、セレブたちの間で一躍話題となりました。
しかし、創始者であるルイ・ヴィトンの後を継いだ息子のジュルジュが、ルイヴィトン社を運営してからが、本当の意味でこのブランドが評価されたタイミングでした。きっかけは、ブランドの世界発信です。ヨーロッパを離れ、アメリカへ渡航したジョルジュは、自ら自社の製品を売り歩きました。しかし、人気や売上に比例してついてきたのは、模造品でした。この偽物に対抗すべくジョルジュが生み出したものが、ご存知の方も多いであろう「ダミエ」や「モノグラム」といった、現在でもブランドを代表するパターンでした。ここで切っても切り離せないのは、日本とルイヴィトンの関係です。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はモノグラムや、ダミエは、日本の家紋や、市松模様に影響を受けてデザインされていると言われています。1890年代、この頃のヨーロッパはジャポニズムの影響を強く受けており、ジョルジュもそこからインスピレーションを受けたと言われています。ちなみにモノグラムに入る星のようなマークは、薩摩藩島津家の家紋がイメージされてデザインされたそうです。
模造品に屈することなく新たな製品をコンスタントに開発していたルイヴィトン社は、積極的にオートショーや万国博覧会に参加し、グランプリを多々獲得するなどして、ついに全世界にまで知名度を広げるまでに至ります。ルイヴィトンのトランクがどれだけ丈夫で素晴らしい製品なのかがわかる逸話に、あの有名なタイタニック号の話があるのをご存知でしょうか。1912年に沈没したタイタニック号ですが、軽く丈夫なトランクだったため、海上でルイヴィトンのトランクにつかまり、命が助かったという乗客がいたり、沈没から数十年後にタイタニック号の客室からトランクが引き上げられたとき、その中身は濡れずに当時のまま残っていたという話があるほどです。
フランス国内で成功を収めたルイヴィトンは、1978年になんと日本へ世界初の海外進出を行います。その年のうちになんと合計6店舗を日本国内でオープンさせ、ファッション業界で瞬く間に話題を集め、大流行となっていました。ルイヴィトンは村上隆や草間彌生といった世界的な日本人アーティストとのコラボレーションも行っています。そのような作品が製品化されるのは、日本のジャポニズム文化を採用した縁があるからかもしれませんね。
1987年には、現在世界最大のブランドコングロマリットと言われる、LVMHが生まれます。現在でも続くその名の通り、ルイヴィトンとモエヘネシーの合併により始まりました。その後、セリーヌ、ベルルッティ、クリスチャンディオール、エミリオプッチ、フェンディなど、数々のラグジュアリーブランドが合併し、世界最大のブランド帝国が築き上げられました。
1990年代終盤になると、バッグだけにとどまらず、本格的にファッション界へ進出を果たし、プレタポルテと靴のコレクションが発表されました。新たなジャンルに挑戦し続けるこの姿勢に全力で応えたのは、マークジェイコブスでした。彼の戦略や改革のもと、伝統的なバッグの分野を重視しつつアパレル部門へも進出することは、他の有名なブランドにも影響を与え、各々が特化しているアイテムに、プラスαで何かを作るというボーダーレスな時代に入ったこと象徴する出来事でした。
以降も、多種多様なデザイナーの起用や、ブランドとのコラボレーションで、ファンやセレブを惹きつけるルイヴィトン。
他のラグジュアリーブランドも同様ですが、ルイヴィトンもまた、歴史や伝統を重視しつつ、時代の流れやニーズに合わせた製品を生み出すこの姿勢が、当時から変わらず現在でも多くの人々を魅了し続けるポイントだと思います。これからのコラボレーションや、新アイテムには目が離せません!Vintage Parisでは、ルイヴィトンアイテムの販売ももちろん行っております。詳細は、オンラインページをご覧いただくか、南青山店舗までお気軽にお越しくださいませ。
他のラグジュアリーブランドも同様ですが、ルイヴィトンもまた、歴史や伝統を重視しつつ、時代の流れやニーズに合わせた製品を生み出すこの姿勢が、当時から変わらず現在でも多くの人々を魅了し続けるポイントだと思います。これからのコラボレーションや、新アイテムには目が離せません!Vintage Parisでは、ルイヴィトンアイテムの販売ももちろん行っております。詳細は、オンラインページをご覧いただくか、南青山店舗までお気軽にお越しくださいませ。