ユベール ド ジバンシィ

1927年 フランス北部ボーヴェ生まれ。
17歳の時にパリへ上京。ジャック・ファトで働きながら、エコール・デ・ボザールでデザインを学ぶ。その後、ロベール・ピゲ、リュシアン・ルロンの勤務を経て、エルザ・スキャパレリに入社。
1952年、「GIVENCY」を設立。
ファーストコレクションで、建築学的なラインとシンプルな素材を組み合わせたエレガントなブラウスと軽やかかなスカートからなる“セパレート”を発表。
抑圧された当時のファッションスタイルの中において彼の斬新なスタイルは評判となる。
写真は、「ベッティーナブラウス」を着るトップモデルのベッティーナ・グラツィアーニ。

ジバンシィの最も有名なエピソードは、オードリー・ヘップバーンとの関係ではないでしょうか。
「麗しのサブリナ」で主演に選ばれたヘップバーンからのラブコールによりスタートした二人の関係は、デザイナーと女優だけで終わらず、長く友情が続いていったそうです。
「パリの恋人」「ティファニーで朝食を」「おしゃれ泥棒」etc ジバンシィがデザインしたファッションをまとって演じるヘップバーンは、美しく煌びやかで、今でも多くの人たちが魅了されつづけています。
この一度目にすると忘れられないファッションはジバンシィの真骨頂だと思われます。
一番最初に二人で選んだ衣装は、「麗しのサブリナ」でサブリナがパリから戻ってくるシーンで着用したツーピース。パリで洗練されて帰ってくるというストーリーに強く説得力を与えるスタイルでした!
今見ても本当に斬新で素敵です。
またヘップバーン以外でも、ケネディ夫人やウィンザー公爵夫人など当時の多くのファッションアイコン達からの支持を受けました。

彼の画期的で時代を変えたスタイルは、1995年自身の引退後も、ジョン・ガリアーノ、アレキサンドー・マックイーン、リカルド・テッィシなど次世代のデザイナー達に引き継がれています